2014/12/15

ヴィベケ・タンベルグと北欧

1967年にノルウェーのオスロ生まれたヴィベケ・タンベルグ(Vibeke Tandberg)は、ポートレイトを題材にジェンダーやアイデンティティーの問題にかかわる作品を発表している女性写真家だ。
1996年に発表された「Valentina では1969年のNASAの写真を題材に彼女が宇宙飛行士を演じ、同じ年の「Living Together」ではひとりで双子の姉妹を演じながら日常を再構成した。その後、友人の顏を統合した「Faces」を制作、99年の「Beautiful」では理想的と思われる女性のからだに自分の顏を合成させている。こうしたアイデンティティーの“二重映し”は彼女の大きな特徴だ。