2012/06/18

牛腸茂雄の身体

たしか90年代の初頭だったか、季刊誌「deja-vu」で牛腸茂雄特集が組まれ、飯沢耕太郎によってこの特異な写真家を再評価する気運が高まった。写真集『SELF AND OTHERS』では、他者のポートレイトななかに、そっと忍び込むようにして置かれた彼自身の、ハンディ・キャップを負った身体が不思議な存在感を保っていた。

2012/06/03

本城直季、真実のジオラマ 2/2

(承前)
本城直樹は 1978年の東京生まれ。東京工芸大学の大学院でメディアアートを研究し、その後、この独特の手法で人気を集めた。2004年に初夏のスウェーデンを撮った写真展覧会「swedish style」、05年には小学校の運動会を写した「small garden」を開催している。

2012/06/01

本城直季、真実のジオラマ 1/2


ジオラマの楽しさは、たとえそれが開放的な空間を模倣したものであっても、そこに漂うある種の閉鎖的感覚にあるのではないだろうか。閉じ込められることで、逆に想像力が膨らむ場合もある。
この感覚を助長するのが、その色彩や素材感がもつチープさだ。精巧でありながらミニチュアには限界があるのは当然で、ところが逆にそのチープさが想像力をかきたててくれる。