2012/05/19

ラリー・クラークという未完 2/2

雑誌「ニューヨーカー」に「まるでパンク・ピカソのようだ」と紹介されたラリー・クラークは、オクラハマ州の小さな町タルサ生まれた。71年に自叙伝的作品『タルサ』(tulsa)を発表。そこでは、ラリー自身を含め、暴力、銃、セックス、麻薬に溺れる若者たちの、無軌道な青春が克明に写し撮られていた。

2012/05/14

ラリー・クラークという未完 1/2


ラリー・クラーク(Larry Clark,1943-) は映画「KIDS」や「Another Day in Paradise」「KEN PARK」で、10代の無軌道な青春を描いた。71年に出版した写真集「Tulsa(タルサ) もドラッグとセックスにおぼれる若者の生態が扱われていた。
クラークの視線をたどると、とくに少年たちの未熟さや脆弱さへの共感が強く、そこにある種のエロティシズムの匂いがある。かなり挑発的な提示の仕方だが、実際は「いやぁ、こんなもんだよ」と淡々とリアルさを追求しているようにも見える。